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恋愛、結婚生活をながつづきさせるために


もともとは他人同士であった2人が、恋愛をして、その延長線上に結婚をする。

2人が出逢い、恋愛、結婚するまでの過程、そして現在においても2人が関係を続けているときには、様々なモノやコトをやりとりしています。

それは、喜びや悲しみ、尊敬や信頼といったものから、お金やプレゼントといった具体的なモノ、そして時間までもやりとりします。

もともと他人同士であった2人ですから、親や兄弟とは違い、その2人の間には必ず損得勘定が存在します。

人間は基本的には打算的で利己的な生き物ですので、自分が損をするのは誰だって嫌です。

それは、恋人や夫婦同士も決して例外ではないのです。

これを読んでいる方の中には、「自分はそんな打算的で不徳な損得勘定なんてしていない！」　「相手のためならば無償で何でもしてあげたい！」という方もいらっしゃるかもしれません。

前に書いた、<恋愛のタイプ (類型)>のアガペタイプの人がそれに近いかもしれません。

しかし、はっきり言って「相手のためならば、損をしたって構わない。尽くすことが愛だ。」という方は恋愛・夫婦関係においては長続きしません。

なぜならば人間は打算的で利己的な生き物です。
最初は尽くしていた相手もお礼の１つや２つは言うでしょう。 しかし尽くしてもらう、してもらうのが当たり前に感じてくると感謝の気持ちもなくなり、次第に横柄になってきます。

尽くしている側はどう思いますか？「自分は相手のためにこんなにしているのに、お礼の１つも言わない」　「自分だけどうして？」と感じてきます。

この、２人の関係を続けるために自分が費やした様々なモノやコトのコストを投入と呼び、２人の関係から得ているモノやコトを成果と呼びましょう。

２人がそれぞれ自覚する投入と成果の比が釣り合っていれば、２人の関係は長続きします。

一方、比が釣り合っていなければ、２人の間には緊張が生まれます。
緊張が生じると、２人の関係を解消したり、関係に関わる投資の量を増やしたり減らしたりして調節しなけれなければなりません。

２人の関係が最も長続きする比率・・・

それは、満足感や幸福感において、自分がちょっと得をする関係が最も長続きします。

これは心理学の実験ですでに実証されていることです。

つまりは、損をしてもダメだし、得をしすぎていると感じても緊張が生まれ、心地よいと思う関係ではないということです。

これを読んでいる方は、一度、今の２人の関係を思い出し、損得勘定してみてください。

損をしていると感じている方は、どうして損をしていると感じているのか、相手にもっと感謝すべきことはないのか、話あいなどで解消できる程度のものなのか考えてみてください。

得をしすぎていると感じている方は、感謝を相手につたえてみたり、自分も釣り合うよう相手に何かしてあげたりしてみてください。得が当たり前と感じていれば横柄になり、いつかは関係を解消されかねません。

しかし、どうしても溝が埋まらない、１人ではどうしようもないという方は、一度無料相談を受けてみるのも一つの手でもあります。
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